防災とは?
防災知識チェック
- あなたは、災害の種類が何個あるか知っていますか?
- あなたは、防災の準備は「防災リュック」を用意するだけと思っていませんか?
- 防災で大事な3ステップ、「防耐生」を知っていますか?
これらの問いに対して、明確な答えを知っている人は問題ありません。
一つでも分からない事があった人は、防災の知識を深めるためにも、以下を読み進めて知識の備蓄を増やしていきましょう。
防災の知識の差は、実際に災害に合わない確率を上げたり、災害に遭遇した際に生き延びる確率が大幅に上がります。
大切なものを守るためにも、しっかりと防災の知識を備蓄していきましょう。
災害の種類
災害の種類は大きく下記に分類できます。
それぞれの災害の準備や実際に発生した災害の対処法は、災害の種類によって異なります。
種別ごとの災害の対処法は別途詳しく紹介しますが、今は災害の種類をざっくり把握しておきましょう。
- 地震
- 噴火
- 火災
- 台風
- 豪雨/洪水
- 津波
- 土砂災害
- 暴風/竜巻
- 落雷
- 大雪/豪雪
- 感染症
- テロ/戦争
防災の3基本(防耐生)
まず、「防災とは何か?」を理解することから始めましょう。
防災とは、災害の発生前、発生後の被害を最小限に抑え、生き延びるための一連の準備や行動を指します。
具体的には、以下の3つのステップが重要です。
- 防ぐ:災害が起きる前に行う行動、準備
- 耐える:災害が発生した際に行う行動、準備
- 生き延びる:災害後に行う行動、準備
この3つのステップは非常に重要なので、「防耐生(ぼうたいせい)」と覚えましょう。
防災のために準備するべきもの
ここでは、簡単に「防耐生」の「耐える」ために必要な物を紹介します。
防災と聞くと、このような何かを準備するというイメージがあるかと思いますが、実はこれは防災の中の一つにすぎませんので、注意してください。
1. 非常食と飲料水
非常時に備えて、「最低でも3日分、できれば1週間分」の非常食と飲料水を備蓄しておきましょう。
災害は被害が大きくなるにつれ、生き延びるのに必要な備蓄も多くなりますので、可能であれば2週間分、1ヶ月分と長期備蓄の準備も進めましょう。
備蓄の方法は「ローリングストック」と呼ばれる普段の食料や水などを多めに買っておき、賞味期限の早いものから順に食べていくという方法があります。
また缶詰やレトルト食品、保存の効くパンやビスケットなどは災害時に役立ちます。
水は、「1人1日あたり3リットル」を目安に計算しましょう。
2. 情報収集グッズ
災害時に、情報収集と照明は必須です。
ラジオやライトは、手回し充電やソーラー充電ができるものがおすすめです。
災害時には、停電が発生することも多いため、予備の電池も必要なサイズのものを忘れずに用意しましょう。
最近では、一人一台はスマホを持っているかと思います。
災害時、スマホを通したLINEでの連絡やSNSでの情報収集はよりリアルタイムな情報収集の手段として非常に優秀です。
災害時にスマホのバッテリーが少ないといざという時に使用できないため、半分以下になったらこまめに充電しておきましょう。
3. 応急手当セット
ケガをした場合に備えて、応急手当セットも準備しておきましょう。最近では100均などでもある程度ありますが、何を用意して良いか分からない人は、防災士が選んだ応急手当セットなどのようなセット商品も売られていますので、それらを利用するのも良いでしょう。
基本的には、消毒液、包帯、ガーゼ、ハサミ、絆創膏などが含まれているキットを選びます。
また、持病などがある方は、常備薬や処方薬も用意しておくと安心です。
4. 暑さ対策・防寒・防水用品
季節や地域によって準備するものは異なりますが、防寒具や防水シート、雨具も準備しておきましょう。
保温シートや毛布、着替えの衣類も用意しておくと安心です。
暑い時期は、うちわや扇子、携帯用の扇風機などをあると良いでしょう。
5. 個人情報と貴重品の保護
重要な書類や現金、貴重品は、ジップロックなどの防水性の高い袋に入れて保管しておきましょう。
身分証明書、保険証、銀行の通帳やカードなどは、緊急時にすぐに持ち出せるようにしておくと、いざという時に安心です。
防災のためにやることリスト
ここでは、簡単に「防耐生」の「防ぐ」ために必要なことを紹介します。
防災と聞くと、いざ災害に遭遇した後のことばかりに目が行きがちですが、そもそもまずは防災にあったらどうするのか?災害に遭わないためにはどうすれば良いのか?という部分が重要です。
1. 家族との話し合い
災害時に、家族が同じ場所にいるとは限りません。
災害にあった際、家族と連絡を取れるようにするためにも、家族の電話番号は暗記しておきましょう。
最近は、スマホで検索すれば番号が出てくるので、覚えられない人も多いかと思いますが、家族の番号は語呂あわせなどで覚えておくのが良いでしょう。
また、家族と連絡が取れない場合のために、集合場所や連絡方法を決めることも大切です。
避難経路や避難場所がどこか、災害時の役割分担や、子供や高齢者、ペットの対応についても事前に話し合っておくことで、実際に災害に遭った際にスムーズに行動が取れます。
2. 定期的な訓練
地域で行われている防災訓練イベントに参加したり、避難経路を実際に通ってみるなど避難訓練も大事です。
家から避難場所まで行く道や行くまでにどれくらいの時間がかかるのか実際に体感しておくと、緊急時に冷静に対応できるようになります。
また、火災発生時の消火器の使い方や、AEDの使い方は把握しておくのも重要です。
3. 家の安全対策
地震が発生した際、テレビや冷蔵庫、本棚などは地震の際に倒れやすいので、L字金具や耐震マットで家電や大きな家具は固定しておきましょう。
また、ガラス窓には飛散防止フィルムを貼ると安心です。
4. 地域の防災情報の確認
自治体の防災情報やハザードマップ、避難所の場所は地図で確認しておきましょう。
災害時のリスクを把握しておくことが大切です。
避難する場合も災害のリスクや状況によって、自宅避難が良いか、避難所への避難が良いか異なります。
また、災害時に避難所で配布される物資やサービスについても事前に知っておくと、不足しているものを事前に準備できるので良いでしょう。
まとめ
災害は、どうしても防げない災害もあります。
ただ防ぐ事ができる災害、また災害に遭遇しても生き延びられる災害もあります。
本当に必要な知識を身につけて、自分や大切な人や物を守りましょう。
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